高齢化社会に突入し今、年金を納めている人でも将来は満額どころか年金そのものがもらえなく可能性が高まっています。若い時代からまとまった金額の収入源を確保するうえで、今注目されているのが不動産投資です。どんな物件でも不動産として価値があるという訳では無く、中には大幅にマイナスになってしまうものもありますがなるべくプラスにしたい場合の物件の見極め方について紹介します。
いかに需要がある不動産なのかということを考えるうえで、近隣に商業施設や医療機関・公共交通が発達しているのかということを重要視してください。これらの条件をすべて満たしていれば、幅広い年代層がその不動産に興味を示し入居したいと考えるでしょう。常に人が住んでいるマンションだと価値が高くなり、安定した家賃収入が得られて建物や土地を売却する際も高い金額を提示されます。投資というものは持っているだけでは価値はなく、賢く運用することで初めて価値があらわれます。
不動産への投資では、築年数にも気を配っておかなくてはなりません。建物は経年劣化するので、築年数が経過している物件はいくら見た目が綺麗でも中身はすでにボロボロで住めないということもあります。一般的には木造なら30年、鉄筋コンクリート造なら40年程度が寿命と言われていますが、管理・メンテナンスをしっかりやっていたかどうかにもよります。不動産投資ローンは家賃収入から返済していくので、当然借入年数にも影響します。木造20年のアパートの場合、不動産ローンも10年以内にしておきたいところですね。
逆に、築5年の物件なのにすでにリフォームが必要な状態になってしまっていることもあるので注意です。一般的にはリフォームは築20年くらいから考えるものですが、前の入居者の使用方法などによっては築5年でもリフォームが必要なほど状態が悪化していることもあります。書面でわかるデータだけで判断するのでなく、現地調査もしっかりすることが重要です。